4月号

天ぷらそばの自給率

天ぷらそばは、江戸時代からある代表的な日本食メニューの1つですが、
今、1杯の天ぷらそばのうちどの位の国産原料が使われているか、ご存知ですか?
実は、天ぷらそば1杯の食材の86%が、輸入食材でまかなわれているのです。
エビの自給率はたったの5%、ソバも国産は22%6割が中国からの輸入です。
驚くのは、食卓に欠かせない醤油は、国産原材料は何と0%
これは、原料に輸入大豆が使われているからです。
自給率が高いのは、米から作る本みりんの94%、カツオだしの86%。
海外から輸入が止まったら、殆どだし汁しか飲めないことになってしまいます。

 

輸入が止まったら?
    

日本の食料自給率はたったの39%です。大豆、小麦、コウモロコシなど、
主要穀物の殆どを輸入に頼っています。
もし、戦争や食糧危機などの非常事態で海外からの輸入が止まったら、
あなたの食卓はどうなるか。想像したことはありますか?

農林水産省の試算では、味噌汁は大豆が不足するため2日に1回。
牛乳や肉類、卵はエサとなる穀物が不足し、牛乳は6日にコップ1杯、卵は7日に1個
肉類は9日に1食となっています。例えば牛肉1キロを生産するのに、
トウモロコシ11キロが必要となるからです。

どうしたら良いの?国内農業の振興を!

今、石油に替わる燃料・バイオエタノールの原料としてトウモロコシの需要が
急増していることや、豪州などの小麦産地で不作が続いていることが要因となり、
それらの国際相場が高騰しています。また、中国やインドでは経済発展で食生活が
大きく変化して、かつて日本が歩んできたと同様に畜産物の需要が増え、
中国はすでに輸入国に転じています。
これからも私たちは、世界中から食料を買い続けることができるでしょうか。

世界的な異常気象も懸念される中、食料を安定的に確保するためには、
やはり、国内の農業振興が欠かせません。このため、私たちJAグループでは、
消費者の皆様に、食料の量・品質の両面から安全・安心をお届けするために、
さまざまな取り組みをしています。例えば、生産余力がある米を現在輸入に
頼っているエサとして生産することをすすめたり、中国産などの輸入品が多く使われる
加工食品や外食などの業務需要に国産の農産物を使ってもらえるよう加工に
対応した農産物出荷を視野に入れた生産に取り組むなど、積極的に行っています。